これまでの活動内容

平成19年度(2007年)

8月18日下関市において、「上田市・下関市歴史交流シンポジウム」が開催され、同窓会としても参加。

10月11日~13日「第8回シルクサミット2007in蚕都上田」が信州大学繊維学部で行われ、それに合わせて、上田商工会議所で同窓会主催の企画展「蚕都上田と三吉米熊」を開催する。

11月「渡邉平和殉職記念碑」案内板を出身地の金剛寺に設置。場所は集落の東側、米山城の麓の道沿いで、少し登った場所に渡邉家のお墓がある。

渡邉平和
明治28年神科村金剛寺に生まれる。明治43年小県蚕業学校へ入学。卒業後、埼玉県幸手農学校(原・杉戸農業高校)へ赴任。
授業中、蚕具を洗っているとき誤って川に落ちた生徒を救おうと、激流に飛び込むが、2人とも帰らぬ人となる。享年25歳。

この案内板については、上田市と地元・金剛寺自治会との協議をへて設置した。

案内板完成のお披露目

案内板への誘導標識は上田市教育委員会が設置。
※「砥石・米山城」は16世紀中ごろ、この地の豪族、村上義清の居城。甲斐の武田信玄が2度にわたって攻めるが、落とせず、武田が敗走した「砥石崩れ」で有名。なお、翌年、武田の家臣だった真田幸隆が調略をもって落としたとされる。

「渡邉平和殉職記念碑」は、幸手市(写真・左)の殉職現場と上田城跡公園内(写真・右)に建立されている。(房山の金昌寺に、理由は分からないが移転され、現在の公園の碑は後に建立されたもの)

幸手市の記念碑
上田公園の記念碑
大正11年11月17日記念式典にて
前列左より3人目が三吉先生、4人目が初代上田市長細川吉次郎氏

11月昭和29年本校卒業で、愛知県立芸術大学名誉教授・小池郁男氏より御影石による彫刻作品「全人の像」が寄贈され、学校正面玄関左側庭園に設置。

<製作意図>
「知、徳、体」という概念を造形化する試み。ある学校からの依頼で第1作を完成させたが、さらにもう1点製作したもの。
子供たちに彫刻を良く理解してもらうためには身近にあり、常に認識できるものを提示することが一層理解しやすいと考え、教育の理念をもとに『心』という文字を造形化する。中心に位置する球体は、人の「知」を表し、これを支える動静ある「左」の石は「徳」を、右は「体」を表現している。製作は大変微妙な工程を経ており、移動する際、再設置することが極めて難しいため、平面台座に固定し一体構造としてある。

※平成3年(1991年)の創立100周年記念のとき、小池郁男氏の設計で校門の改修を行っている。(右写真)

その他

○7月にパソコン教室へエアコン設置。

これは同窓会とPTAがそれぞれ半額負担。ただし最初は同窓会が立替一括支払いし、PTAは5年間にわたって同窓会へ返済。

○11月、学校部分林(学有林)看板設置。

紀元2600年(1940年)を記念して翌年の昭和16年、殿城村と同窓会において学校部分林(学有林)契約がなされた。
その後、合併で上田市となってからは、上田市と変更契約し存続している。
場所は、赤坂地区のうえを通る元菅平有料道路より林道を通じ殿城山方向に1kmほど登ったところのカラマツ林。
昭和20~40年代には本校に林業科があり演習林として下草刈り等がされていた。

※紀元
神武天皇即位(西暦-紀元前660年)から数えて2600年。日本書記の紀元に従っている。

これまでの活動内容

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