しだれ桑 第59号より

「好き」を続けて


女優・脚本家・演出家 大村 仁望さん(H18年卒)

今の仕事を目指すきっかけと現在までの道のりを教えてください。

7歳の頃、旧丸子町(現在上田市)の第4子ども劇団に所属しました。それがお芝居の世界へ入ったきっかけです。それから小中と演劇を続け、上田東高校演劇班に所属。高校2年生の時に書いた脚本が賞を受賞しました。

上京してからは役者活動をメインとしながら、グラビアやラジオMCなど様々なお仕事をさせていただきましたが、それだけでは食べていけずアルバイトもたくさんしました。それでもなんとか演劇を続け、再び脚本を書くようになりました。ご縁あって今は脚本家の仕事をメインに舞台、ドラマなどの作品を手掛けてます。

高校時代で印象に残る出来事や思い出は?

入班した当初は熱意のある班とは言えず、顧問の先生もそっけなかったと思います。ですが人数が増え班が盛り上がっていくうち、先生の熱心な指導も入るようになり「脚本書いたら?」と背を押してくれた作品が賞を取りました。あの瞬間に私の人生は変わりました。当時の経験や出会いは今も宝物です。

後輩に向けてお願いします。

「これをしてる自分が好き」と言えるものを見つけてください。勉強でも推し活でもいいし、たまに嫌いになってもいいです。「好き」はいつかあなたを支え、助けてくれます。どうか素晴らしい高校生活をお送りください。

1987年生まれ。2007年ワタナベエンターテイメントカレッジ卒業。
舞台、ドラマ、CM脚本などを幅広く手掛ける。
女性三人芝居ユニットHitoYasuMiの役者であり、脚本演出家。
女性の心に寄り添った作品作りをテーマに活動中。
近年の脚本作品:ドラマ「Solliev0」(テレビ神奈川)、CM「アフラックよりそうがん相談サポートサービス案内」(web)

長野県上田東高等学校
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