コロナ禍でも伸長する東生徒

学校長　　丸尾　泉

同窓会の皆様におかれましては、益々ご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。

日頃より本校の教育活動に対しまして、物心両面にわたり心温まるご支援を賜り心より感謝申し上げます。

さて、令和２年度、新入生282名、職員20名を迎え、新年度がスタートいたしました。

学校は、３月上旬から約一ヶ月の臨時休校、さらに新年度も入学式、始業式後、５月末日まで休校延長を強いられ、生徒たちの学習は自宅での自学自習。全生徒宅への課題の郵送、健康観察、また、ＳＮＳを利用しての授業補助や各学年の分散登校による課題の提出が約二ヶ月続きました。ようやく６月から学校再開が叶いましたが、各教室の教壇前にビニールシートを設置し、毎日、教員による机等の消毒の実施など、新しい学校生活様式を取り入れながらの生活であります。さらに、生徒の約９割が班活動に所属していますが、インターハイや県総合体育大会、高文連主催の各種発表会の中止により、各自が目標としてきた大会や発表の場が奪われる状況となりました。特に３年生は現実を受け入れるしかなく、我々教員も生徒たちにかける言葉もありませんでした。そんな苦難の中、生徒たちは高体連代替大会や延期され縮小された文化祭準備、また各自の進路実現に向け驚くほど冷静に、また確実に自らのやるべきことに挑戦する姿が多くみられました。我々大人も経験したことのない状況下での頑張りに、学校を上げて応援する体制を整えています。

まだまだ先の見えない状況が続きますが、今後とも上田東高校に対しまして、変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げ挨拶とさせていただきます。