しだれ桑 第53号より

上田の魅力を発信するには今が最大のチャンス


上田市商工観光部観光課 課長 青木 卓郎(S60年卒)

「『殿、お帰りなさい』と言ってくれる上田は、第二の故郷だと思っている」

今年で36回目を迎えた上田真田まつりの「真田一族と家臣団スペシャルパレード」に出演された草刈正雄さんは、晴天に恵まれ、初夏を思わせる汗ばむ陽気の中で行われたイベント出演後に、控室で真田昌幸公の扮装姿を解きながら笑顔で話されました。今年、「真田丸」から出演いただいたのは草刈さんをはじめ6名。沿道を埋め尽くした大観衆からの声援に手を振りながら、「上田に帰ってきたよと応えながら、歩くことができ、大感激だった」と皆さんが話してくださいました。

「真田丸」の放送から2年が経過してもなお、上田真田まつりには、全国各地から出演者の登場を心待ちにしてくださる大勢の真田丸ファンが駆けつけてくれます。今ではそんな方々と話す機会が増え、口々に「真田丸を通じて上田が大好きになり、今ではすっかり『上田ファン』になった」と話してくださることが多く、ドラマへの対応が間違いではなかったことを実感しています。

控室で着替えを済ませ、草刈さんがまず向かったのは蕎麦屋。「そばの香りと喉越しが最高」といつも上田での蕎麦を楽しみます。「大好きな温泉に入れなかったのが唯一の残念」と言いながら、「また来るよ」と笑顔で手を振り新幹線に乗り込まれました。

上田市の知名度は「真田丸」の放送によって格段に向上したことは、県外の観光キャンペーンで「真田丸の上田でしょ」と言われることが多く、直接肌で感じています。

上田をさらに全国区にするためには今が絶好のチャンス。真田丸で培った知名度を最大限活かし、上田地域の自然、温泉、食、歴史、文化など、豊富な観光資源を積極的にアピールすることで、さらに多くの「上田ファン」の獲得に向け頑張ってまいります。

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