しだれ桑 第52号より

NHK大河ドラマ「真田丸」は信州上田が舞台


上田市商工観光部観光課 課長 青木 卓郎(S60年卒)

平成26年5月に平成28年NHK大河ドラマ「真田丸」の放送が決定しました。同年7月、大河ドラマの舞台である上田を全国にPRし誘客を図る専門部署として「シティプロモーション推進室」が設置され、当時室長補佐兼推進担当係長に任命された青木さんに寄稿していただきました。

大河ドラマ「真田丸」の専門部署を設置

この部署は、「NHK大河ドラマ『真田丸』は信州上田が舞台」をキャッチフレーズに、上田城跡公園内の旧市民会館に、大河ドラマの世界を体感できる施設を整備し、誘客を進めるために、全国の旅行エージェントに対して積極的に営業活動を行いました。

上田市民が「徳川兵」に扮装してロケに参加!

一番の思い出は、実際に撮影に参加できたことです。真田信繁が大坂城南側に最強の砦・真田丸を築き、徳川と対峙した大坂冬の陣。信繁は大軍を撃破し、敵将をして「日本一の兵」をいわしめました。昨年9月に千葉県某所で行われたこの大坂冬の陣の撮影に上田市から市民38名を連れて参加しました。「真田兵の一員としてロケに参加するぞ!」と意気込んで支度部屋に入り扮装姿に変身。しかし、着せられた衣装は赤備えではなく黒色の足軽姿、つまり徳川兵!気持ちの整理がつかないまま撮影現場に向かうと、目の前に登場した真田丸の巨大で美しいオープンセットに圧倒され、そのまま本番へ。夕方6時の撮影終了までスタッフの指示に従いながら槍を構え、必死に這い、走り、倒れ…いつしかすっかり真田を狙う徳川兵になりきっていました。参加した市民も気分はすっかり大河ドラマ俳優。時計も携帯電話もないアナログな400年前の戦国時代を体験し大満足でした。


徳川兵になりきって大河ドラマ俳優気分に

「真田丸レガシー(遺産)」を未来へ紡ぐ

上田地域で改めてクローズアップされた武将や史跡があり、それらは「真田丸レガシー(遺産)」として、今後も引き継いでいかなければならない大切な観光資源です。これからは、上田城と城下町を築いた真田信繁の父・昌幸をメインテーマに、より魅力的な「真田ブランドの街・信州上田」をPRし、未来へつなげていきます。そんな上田の魅力をさらにブラッシュアップし、誇りを持って上田をアピールできるよう共にがんばりましょう!


NHK大河ドラマ「真田丸」上田ロケ風景

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