[作家]白井 ゆみ枝さん(H8年卒)
東高校時代は美術班に所属し、美大のデザイン科へ進学しました。美大では作家を志し、絵画作品を描く友人に影響されほぼ独学で大学4年間、絵ばかりを描いてすごしました。
大学卒業後、様々な絵の仕事や作品発表をしていました。そんな中で出会ったのが私達の展覧会「ヒトノユメ」を一緒に立ち上げた、高橋久美子さんでした。当時彼女の所属バンド(チャットモンチー)のミュージックビデオの舞台美術のデザイン・制作をし、彼女達の音楽と詩に魅了された1ファンでした。
高橋久美子さんが上田のアトリエに遊びに来たのが2009年。大きな絵をみた瞬間に「白井さん、一緒に展覧会をしませんか」という彼女の言葉からはじまった「ヒトノユメ」。東京・徳島・愛媛・長野と4回に及び、約5年間、私は必死でこの「ヒトノユメ」を育ててきました。
会場探しから始まり、企画・運営・制作と、自分たちの手で立ち上げてきたこの展覧会。去年故郷上田の街で、ここでしか見れない、上田の魅力とパワーの集まった空間を創り上げました。
展示終了後、高橋さんの一言がきっかけでここまでこれて、感謝で一杯でした。また、一つの事に一生懸命に向かう事で、様々な視野をもたらし自分の成長を深く実感し達成感を得る事が出来ました。
約1ヶ月半の会期中に、3500人ほどの来場者がありました。そしてこの展覧会を開く為に、市内をはじめ県内、県外からも多くの方が手伝いに参加してくださり、上田の街のなかで様々な出会いが生まれました。
出会いの場をつくりたい。私は描く事を起点に場をつくる事をしたいのだと、「ヒトノユメ」を通して気付きました。
現在は、高橋さんとの絵本の制作の最中です。
その出版と同時に原画展が出来ないかと計画中です。
▲「ヒトノユメin長野」展示作品『Sky Ena House 2013』
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